予定のない休日や真夜中などに、何か刺激のある出来事が欲しくなったことはありませんか…?
今回は、登場人物の気持ちが繊細に描かれた心に響く小説・映画を紹介します!
かがみの孤城

(出典:ポプラ社, https://www.poplar.co.jp/pr/kagami/)
【あらすじ】
主人公の安西こころは中学校でいじめを受け、不登校の生徒として自宅に引きこもる生活を送っていた。何も解決しない日々に憂鬱なこころだったが、ある日突然部屋にある鏡が乱反射したかのように光り出す。不思議な鏡をくぐり抜けた先にいたのは、大きな洋風の城がそびえ立っていた。
そして、そこに居たのは、こころと同じく学校に通っていない7人とオオカミの仮面を被った少女1人。一体なぜこの7人が城に集められたのか。
真実が明かされるとき、驚きと感動がこみ上げる作品です。
【読んだ感想】
かがみの世界に集められた理由がわかったとき、衝撃と感動でいっぱいになりました。ストーリーを追うごとに登場人物の背景が細かく描写されていくのが良いですね。最初が最後まで楽しめて、あっという間に読み終わりました。人間関係に悩む人や不登校に対するメッセージが感じられる社会的な作品です。劇場版もキャラクターの気持ちが表現されており、おすすめです。
今夜ロマンス劇場で

(出典:集英社, https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-745681-3)
【あらすじ】
映画から飛び出してきたおてんば姫・美雪と映画を監督を目指す青年・健司の物語。健司はモノクロ映画のなかの彼女に心を惹かれ、毎日のようにロマンス劇場へ行く。しかし、館主の口から聞いたのは、近日中にそのフィルムを売却するという話だった。最後の鑑賞を惜しんでいると、奇跡が起きる。現実世界に美雪が現れたのだ。彼女はある秘密を抱えて、健司のもとを訪ねてきたという。
- 映画の住人である美雪の秘密とは。チグハグの2人が織りなすラブロマンスストーリー -
健司が思いを伝えるとき、読み手も純粋な気持ちになる作品です。
【読んだ感想】
健司の人生を考えて、美雪がなかなか好きと言えない場面が良かったです。お互いを思いやる2人の優しさや、彼女の現世で生き抜くという勇気が感じられました。秘密が明かされてからエンディングまで、ドキドキと感動で包まれます。
実写版も、綾瀬はるかさんと坂口健太郎さんの演技力が発揮されており、また違った視点でストーリーを楽しめました。
君の膵臓を食べたい

(出典:双葉社, https://www.futabasha.co.jp/book/97845755199450000000)
【あらすじ】
ある日、高校生の「僕」は偶然落ちていたノートを手にし、クラスメイトである山内桜良の秘密をしってしまう。表紙にあった題名は「共病文庫」。彼女は余命がわずかであることを隠し、女子高生として学校生活を送っていた。その出来事がきっかけとなり、人気者の桜良と他人を避ける主人公が時間を共にするようになる。彼女の最後の生き方と、心が移り変わる主人公「僕」の青春ストーリー。
【読んだ感想】
余命がわずかな彼女と時間を共にする物語だからこそ、主人公の心境がリアルに伝わってきました。
季節の変化が残された寿命を表し、「僕」の細かな感情が表現されているのも魅力の1つです。
2人の描写から、生きる意味に改めて気づかされる作品です。映画版もオススメです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この3つの小説は、感動系の話を求めている方に強くおすすめします!
お近くの本屋さんで、ぜひ手に取ってみてください!
かめたろう
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